久しぶりにのぞいた崎陽軒の売店で新しい駅弁を発見したので購入してみました。
今回は「ピラフ」です。
ピラフは洋風のチャーハンのようなイメージがありますが、実はちょっとちがうんですよね。
そもそもはトルコの料理。
しかも炒めるのではなく、炊き合わせて仕上げる。
(本来は軽く炒めてから炊き合わせるらしいです)
したがって、チャーハンより炊き込みご飯に近いものかもしれませんね。
僕は学生時代に、一人暮らしの貧乏飯のひとつとして自己流の簡単ピラフを作っていました。
炊飯器にといだお米とミックスベジタブル、シーチキン、コンソメスープの素を入れて炊くだけ。
簡単で、まずまず食べられるので重宝したものです。

話が逸れましたが、今回の駅弁はピラフ。
掛紙は緑色のトーンで横浜三塔と龍が描かれています。
ちなみに横浜三塔とは、
キング・・・神奈川県庁本庁舎
クイーン・・・横浜税関本関庁舎
ジャック・・・横浜市開港記念会館
の3つの塔のこと。
今では周りに高いビルも増えて目立ちませんが、その昔は港に入って来る船乗りたちの目印になった塔だとか。
デザイン的には以前ご紹介した「横濱チャーハン」と極めて似ています。
「横濱チャーハン」に描かれているのは中華街やランドマークタワー、ベイブリッジですが、デザインコンセプトは双子のように似ていますねぇ。

中身はもちろんピラフ・・・なんですが、パッと見たところ、こちらも「横濱チャーハン」にそっくり。
シウマイと鶏のから揚げが入っていて、エビがのっているところは一緒です。
違いはポテトサラダが入っているところと、お漬物がパプリカのピクルスである点。
ここで「洋風」を強調した感じ。
ご飯の方ももちろんピラフなんで、食べればチャーハンではないことがわかります。
昭和の喫茶店でおなじみのピラフの味ですね~。
ちょっと懐かしい美味しさです。
「横濱チャーハン」との共通項を多くして、コストをかけず新商品を開発しましたっていう感じですかね。
![]() 〈横浜〉崎陽軒・シウマイ(6箱入) |
![]() 横浜今昔散歩ワイド版 [ 原島広至 ] |

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